囲碁、将棋、チェス…。古くから今なお遊ばれているゲームはいくつもあります。今回取り上げるバックギャモンも長い歴史を持つ伝統的ゲーム。日本に伝わったのは奈良時代だとか。遊んでいる人は世界に3億人、最もプレイ人口の多いゲームと言われています。(詳しくはwikipedia:バックギャモン)『名前は聞いた事ある』『どこかで見た事ある』という人も多いのではないでしょうか。
バックギャモンは2人用の元祖すごろく。2つのサイコロを使って、15個の駒を先にゴールさせた方が勝ちです。(『双六』は2つのサイコロ、の意味)
このゲーム、
- ルールがシンプルで覚えやすい
- プレイ時間が短め(1ゲーム15分程度)
- それでいて考えどころが多く奥が深い
- 適度に運の要素があり、初心者でも上級者に勝てる可能性がある
と、近年人気のヨーロッパ系ゲームに近い特徴があります。
私がバックギャモンを始めたのは1年程前。ルールがシンプルなのと、良い紹介動画があったおかげで遊び方はすぐに把握。最初はiPhoneアプリでお試し。すぐにその面白さにハマり、ボードも買いました。嫁さんにも動画で紹介。彼女もすぐにルールを覚え、対局できるまでにほとんど時間はかかりませんでした。それを見ていた長男(当時5歳・今6歳)も興味を示します。駄目元で教えてみたところ、予想に反してすぐにルールを理解。今のところ多少手加減が必要なものの、近いうちに真剣勝負できそうな雰囲気です。
時々うちに遊びにくる親戚の子(長男の1つ上)にも勧めたところ、またまたすぐにルールを理解。最初は大人とルールの確認をしながら遊んでいましたが、今では子供だけで対局できるようになっています。伝統的なゲームの中でここまで短時間で楽しめるようになるものは中々ありません。
ちなみに、下の子はルールがよくわかっていないので私の代わりにサイコロを振る係をやってもらっています。長男曰く、弟が振るとゾロ目がよく出るのでイヤ、との事。(ゾロ目が出るとコマを通常の2倍動かす事ができる)
手軽に始められる伝統ゲームの王様、バックギャモン。是非一度遊んでみてください。老若男女ありとあらゆる人にオススメです!
ルール解説動画
バックギャモンを始めたい人向けのお勧め動画です。
『バックギャモンをやろう!』
[twitter:@loversleap_jk] さんによる動画シリーズ、『バックギャモンをやろう!』
非常に簡潔でわかりやすいです。私はこのシリーズでルールを覚えました。ルールを覚えるだけなら最初の数本を見ればOK。
『てくてくTV 下北沢ネバーネバーランドでバックギャモンを教わろう』
2009世界チャンピオン・望月正行プロ([twitter:@bgmochy])の解説によるバックギャモン紹介番組、『てくてくTV 下北沢ネバーネバーランドでバックギャモンを教わろう』
実物のボードを使って初心者にルールを説明、対局します。うちの嫁さんはこの動画でルールを覚えました。少し長いですが、実物のボードを使ってのゲーム風景が詳しく見られる貴重な動画です。私はこの動画を見て大きいサイズのボードでプレイしてみたい!という気持ちが高まり、結局購入してしまいました。本記事冒頭の写真はその大ボードを使って長男と対局している様子です。
望月さんのサイコロの振り方や駒の動かし方が華麗!
バックギャモンアプリ
対戦相手がいなくても、ボードが無くても大丈夫。アプリで手軽にバックギャモンを始めてみましょう。
『おすすめアプリ(日本バックギャモン協会)』
個人的には、Backgammon NJ HD がお勧めです。
バックギャモンボードの購入
機会があれば本物のボードで遊んでみてください。できれば中サイズ以上をお勧めします。
JBL 日本バックギャモン協会のオンラインショップ
日本バックギャモン協会のオンラインショップで、ボードを始め様々な商品を購入できます。
ボードゲームショップ ドロッセルマイヤーズ
ボードゲームショップ、ドロッセルマイヤーズさん([twitter:@Drosselmeyers_])でバックギャモンボードを購入できます。オリジナルの巻物タイプボードを作られている程の力の入れ様。店舗で実物が見られるそうなので、お近くの方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。
私がバックギャモンに興味を持ったのは、このお店でバックギャモンが取り扱われていたのがきっかけ。バックギャモンという名前は知っているけど、どんなゲームか全然知らない…ボードゲーム屋さんで力を入れて販売している…これは何かあるに違いない、と思って調べてみたら、やはり何かありました。
(※2018/7追記・現在は実店舗は閉店し、ネットショップだけの営業となっています)