ボードゲーム一人プレイ

積んだり眺めたり遊んだりしているボードゲームの記録

小さい子供とボードゲームを遊ぶコツ

ボードゲームを遊ぶためには遊び相手が必要になります。ゲームはお金を出せば買えますが、遊び相手は買えません。ここがボードゲームを遊ぶための最初の難関です。うちには嫁と子供(幼児)がいるので、次のような作戦で家族で遊べるようにしようと考えました。

  • 子供向けのゲームを子供と私で遊ぶ。ゲームに慣れればそのうち難しいものも遊べるようになるだろう
  • 子供向けゲーム見た目楽しいものが多いので、嫁さんにも気に入ってもらえそう
  • 嫁さんもボードゲーム好きになれば遊べる人が一人増える

しかし幼児とボードゲームを遊ぶ、というのは思った以上に大変です。色々試行錯誤した結果、長男(今5歳。初めた頃は3歳ぐらい)はある程度遊べるようになりました。小さなお子さんとボードゲームを遊びたい、また遊んでみたけどうまくいかないという人のために、私がやってみた事や気をつけている事を紹介したいと思います。

興味を持たせる

いきなりゲームの箱を持ってきてさぁやろう、これはこういうルールで‥と言ってもゲームをやった事の無い子供にはなんの事だかさっぱりです。そもそもゲームに興味を示さない事もあります。そんな時、まずは自分が遊んで見る事です。一人でいいので、ルールに沿って駒を動かしたりカードをめくったり並べたりしていると、僕もやりたい!と言って寄ってきます。パパママが二人でやってみせるのも効果的でしょう。子供向けゲームといっても大人が楽しめるものも多いですから。

ゲームである事にこだわらない

まずは触ってみる事が大事です。最初はルールに沿って遊ぶゲームとしてでは無く、ただのおもちゃとして遊ぶのがいいかもしれません。長男が初めてゲームとして遊べるようになったのは神経衰弱のゲームですが、最初は全部表向きにして一人で同じ絵を集める遊びとして始めました。小さい子は順番を待つという事が難しいので、一人で好きにできた方が飽きずに続けられるようです。

難しいルールや駆け引きの無いものを選ぶ

やってみて初めてわかったのですが、双六という形式は子供には難しいものです。

  • サイコロ
  • 1マスずつ動かす
  • 一人ずつ順番に

等、これまで経験した事の無いルールがたくさんあるからです。

また、相手との駆け引きが必要なゲームはほぼ無理だと思います(自分の事で精一杯)

最初は、

  • 覚える(神経衰弱)
  • 運任せ(ババ抜き)
  • 早い者勝ち(カルタ)

のような遊びが良いでしょう。

勝敗がわかりやすいもの

点数計算がややこしいものは子供に向きません。一番早い人が勝ち、何か1種類のものを一番多く集めた人が勝ち、といったルールだと小さい子でも理解しやすいです。

負けると泣く・拗ねる

ある程度慣れてきたら勝敗のあるルールで遊べるようになりますが、負けるとかなり心の負担になるようです。しかしこればかりは乗り越えてもらう必要があります。勝ったら褒める、負けたら次はがんばれと励ます、わざと負けてあげる等して、勝ち負けに慣れさせましょう。最初は必ず負けてあげるぐらいでもいいですが、いつまでもそれだと大人も辛いです。

うちの子は負けると泣いてしまい次のゲームができない状態でした。
そのうち、

  • 勝つと嬉しい
  • 負けると悔しい
  • 次はがんばろう

と感情が変化していきます。

所詮ゲームなので、うまくできなくても怒らない

導入の仕方が悪い、まだ理解できない等で、ルール通りに遊べない事はよくあります。ゲームをぐちゃぐちゃにしてしまう場合もしばしばです。そんな時は他の遊び方を考えてみるとか、一旦あきらめて数ヶ月後にまたやってみる等すると良いでしょう。子供の成長にあわせてゆっくり楽しめば良いと思います。

下の子はお手伝い

私と長男でゲームを遊んでいると、次男も参加したがります。しかし一緒にやってみるとゲームを壊しだす事が多く、同じルールで遊ぶのは中々難しい(あまり激しいと長男が怒りだす)。

同じように遊ぶのが難しい場合、

  • 大人の番のサイコロを代わりに振ってもらう
  • コマを動かしてもらう

等、お手伝いで参加してもらうようにしました。何か一緒にやっているという事で納得し、楽しんでいます。大きくハンディを付ける事で一緒に遊べるようになる場合もあります。